3.お薬の副作用

A1 (副作用のない薬はないのですか?)

 副作用の全くない薬はありません。薬は一つの作用だけを持っているわけではなく、通常いくつかの作用を併せもっているのです。
 その薬のいくつかある作用のうち、病気の治療などの目的に沿った作用を主作用と言い、目的に沿わない、治療上障害になるような作用を副作用と言います。
 例えば、アトロピンという薬は、瞳を開かせる作用、唾液や汗、胃液などの分泌を抑える作用、気管支を拡げる作用、胃や腸の運動を抑える作用、心臓の働きを良くする作用、血管を収縮させる作用など多くの作用があります。このアトロピンを含むロートエキスという薬は、胃けいれんによる痛みに用いますが、瞳を開かせたり、唾液が出にくく口が渇く、便秘するという作用は副作用となります。しかし、瞳を開かせるために目の検査に用いると、逆に胃や腸の運動を抑える作用は副作用になります。
 目的とする作用だけが現れるのが理想的ですが、複数の作用がある以上そうもいきません。
 副作用を心配するあまり薬を飲まない人もいますが、副作用は全ての人に出るわけではありません。もちろん薬によって異なりますが、通常は数%以下の確率です。それを心配しすぎては病気の治療はできません。
 もしも薬を飲んでいるとき、これまでと異なるなにか具合が悪いと思われる症状が出た場合は、医師や薬剤師に相談して薬の副作用かどうか確かめてもらうと良いでしょう。

A2 (副作用を防ぐ方法はありますか?)

 副作用には、薬の作用自体で起こるもので量を増やすと起こりやすくなるものと、量には関係なくその人の体質と薬の関係で起こるものがあります。
 薬の量によっておこるものは、予測できますし、量を徐々に増やすなど加減して用いればある程度は防ぐことが出来ます。そのためには、薬を飲んでいる間は、自分の飲んでいる薬の副作用などについてもよく説明してもらい、身体の状態に注意し、異常を感じたらとりあえず飲むのを中止してすぐに医師や薬剤師に相談して下さい。
 自己判断で止めたままではいけません。何らかの処置が必要かもわかりませんし、急に止めるとかえって危険な場合もあるからです
 薬局や薬店で購入した大衆薬を飲む場合は、説明書を良く読み、また、購入する際は説明してもらうことも重要です。 

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